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社会人失格?!プーから司法書士開業までの軌跡!

社会人失格の烙印を押され、心を折られた男。
そんな軟な男が司法書士として独立開業しようなどと大それたことを考えてしまった?!
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クロサギ研究室 第2講「美容品詐欺」
結構早めの更新になりました。
なぜか?

単純にこの分野は好きだからです(笑)

ホントはこういうえり好みはいけないんですけど、そこはご容赦下さい。

それから、今回からスタイルを変えていきます。
原作「クロサギ」で使われた詐欺、法律解説に絞り込みます。

あらすじ、黒崎が使った手法は原作を読んでみて下さい(あ、別に小学館の回し者とかじゃないですからね(笑))

では早速。


今回の黒崎のターゲットは、クーリング・オフする者を一切出さない美容品会社「ビューティ・セレナ」


「クーリング・オフ」

結構あちこちで聞きますよね?

初めて法律として盛り込んだのが割賦販売法でした。その後、訪問販売法(現特定商取引法)、宅地建物取引業法、保険業法等に規定された、消費者の利益を守る強力な武器の一つです。

そもそも「クーリング・オフ」とはなんでしょうか?

この制度は「頭を冷やして考える猶予期間を与える」という意味合いのものです。
訪問販売等の不意打ち的な取引で消費者が十分に考えるゆとりがない状態で契約したりした時等に、もう一度よく考えて選び直すことができるというものです。(今回はマルチ商法、正式名称「連鎖販売取引」等には触れません)

具体的には、
ー莪により定められた一定期間内(8日、20日)に

∧現颪砲茲蠏戚鷁鮟の旨通知

これだけです。

これにより契約は最初に遡って解消されます。
業者は、その契約に関して受け取った金銭はすみやかに返還しなければなりません
消費者に商品を引き渡している場合、業者に費用負担で引き取る義務があります

また名目いかんを問わず、業者は、消費者に対して金銭請求することはできません。業者がサービスを提供していた場合でも対価を請求することはできないし、クーリング・オフ期間中に商品を引き渡してしまったために消費者が使用したという場合でも、政令で消耗品指定された例外的なもの以外は使用料などを請求することはできません。


どうですか?
かなり強力ですよね?



本編の「ビューティ・セレナ」は、典型的なキャッチセールスでカモを捕まえて、後は契約書の日にちを記入しないよう指示して、自ら遡らせるというセコい手口を使ってます。


この場合、法律で解決する時、何が適用されるか?

特定商取引法の「訪問販売」に関する規制が適用されることになります。


え?街中で呼び止められて店に連れてかれてるのに「訪問販売」?

そう思った方もいるかと思います。


ここで「訪問販売」の規制要件について。

〃戚鷯貊蠅店舗等の営業所以外の場所であること
但し下記の顧客と契約する場合には、店舗等での契約であっても訪問販売に該当する。

・街頭などで呼び止めて店舗等に同行した消費者(本編ではまさにこのケース)
・目的を偽って来所させた消費者(例:アポイントメントサービス)
・特別に有利であるといって来所させた消費者

↓,亮莪方法により政令で指定された商品、サービス、権利に関する契約であること



以上の要件より、本編「ビューティ・セレナ」にはこの「訪問販売」の規制が適用されます。


規制内容については次回にしましょう。
| クロサギ研究室 | 11:07 | comments(2) | trackbacks(2) |
クロサギ研究室「財団融資詐欺 最終回」
ホントに申し訳ありません。
ようやく「財団融資詐欺」の最終回、「先日付小切手って?」を投稿できます。
ドラマが始まり、「うわあ〜、解説しなくてよくなっちゃうかあ?」と内心焦ってましたが、大丈夫ですね。あれじゃあ、何だかよくわかりません(僕は?でした)


では早速。


黒崎が最後に仕掛けたトラップ、「先日付小切手による2億円出資」

なんでこんな大金を振込めたんでしょうか?

そもそも小切手てなんでしょうか?

会社が当座預金を解説することで開設銀行より発行を受けることができます。

小切手を受け取った者はその小切手を発行銀行に提示することで金に換えられます。

一応個人であっても小切手は発行できます。

「預金小切手」と呼ばれるもので、不動産取引ではちょくちょくお目にかかります。
発行価格相当の普通預金があり、それを銀行が担保にとることで銀行が振出人として出されます。


黒崎が使った「先日付小切手」
これは信用力ある会社が、「今当座には金がないが、この日までには確実に金が入る」というような場合に、その確実に金が入る日を振出日として出されるものです。
そして期日がきたら振出人は受取人に記載金額を支払わないとなりません。

要は先日付小切手で振込みがされると実際には口座には金がないのに、あたかも多額の金が振り込こまれたように通帳の数字上見えるわけです。


ちなみに黒崎は銀行に対して先日付小切手で振込みをしてますが、個々の取引で先日付小切手が使われた場合、振出人にはかなりの危険性が伴います。

それは小切手に記載された振出日前に受取人が小切手を提示してしまうことです。先日付小切手は、実際に振り出した日と記載された振出日との間に開きがあり、この間は受取人は小切手を提示しないという、いわば信頼関係のもとに振出がされることがあります。

しかし受取人としては記載された振出日前に小切手を提示してもいいんです。


当然振出人との間では損害賠償等の問題も出てきますが、銀行との関係では一気に追い詰められます。

提示された以上、記載金額は支払わなければならないので、もし支払わないとなると不渡りになり、信頼関係に多大なる影響を与えてしまうからです。


この危険な先日付小切手を黒崎が使えたのも、準備段階で設立日の古い休眠会社を買っていたからに他なりません。


こんな感じです。


「クロサギ」、ドラマ化されましたが、正直ガッカリでした。

1話目が今回扱った「財団融資詐欺」でしたが、最後のオチが「小切手だったから」って...



今回で「財団融資詐欺」については終了です。


次回は「美容品詐欺」について投稿したいと思います。
特定商取引法、消費者契約法等に触れていこうかと考えています。
| クロサギ研究室 | 18:40 | comments(0) | trackbacks(14) |
クロサギ研究室 財団融資詐欺 第3回「商法・商業登記法(休眠会社って?)」
研修から帰った後、投稿しようと思ったのですが、何とか資料を見つけてきたんで書く事にしました。

携帯からなんでレイアウトしてないため、多少見にくいかもしれませんが、ご容赦下さい。

前回は黒崎がシロサギ新川を嵌める手法をざっと書きました。「なんだっけ?」という方は

第二回「黒崎が使ったシロサギを嵌める手法概略」

をもう一度、サラっと読んでみて下さい。

ここで使われたのがまず「休眠会社」でした。

そもそも「休眠会社」て何でしょう?

簡単に言えば、「休眠会社」とは“登記だけ”されていて“実際の企業活動をしていない会社”です。現在100万社はあるのではと言われています。

実際の活動をしていないので役員変更登記もされておらず(現行法では約2年に一度取締役の変更登記が必要になります。5月施行の会社法ではかなり変わってきます。このへんについてはまた回を改めて)、登記だけがあり、放置されているような状態です。


「休眠会社」はこのままだと登記官の職権により、「みなし解散」される運命にあります。(現行法では最後の登記後5年を経過している会社で、法務大臣の官報公告に対して、2か月内に何のアクションも取らないと「みなし解散」になります)

本編では、当座預金悪用のために、休眠会社を買い取っていますが、実際、休眠会社を格安でM&Aするということは、資金のない起業家が行っているようです。

何せ正攻法で会社を設立しようと思ったら、現行法では凄まじい金が飛んでいきます。
一番のハードルはやはり資本金ですね。
株式会社で1000万、有限会社で300万用意しなければなりません。特別措置法で資本金の緩和がされているとはいえ、やはり縛りがあります。

休眠会社をM&Aすると、有限会社なら10万〜20万円、株式会社でも30万円程度で買うことができてしまいます。買い取ったあと、商号や事業目的などを変更してしまえば、もう自分の会社になってしまいます。

休眠会社専門の業者やブローカーも存在しているというから、かなりの需要があるんでしょうね。
 
休眠会社を買い取るメリットとしては、

〇駛楸發鰺儖佞垢詆要がなく数10万円で会社を所有できる。

◆崚社は10年以上営業している会社です」と設立年から換算してもよい。

E座預金つきならば小切手や約束手形を使うことができる。

ど堝飴唆(宅地建物取引業)などの免許つきの会社もある。


しかし、休眠会社のM&Aには落とし穴もあります。

買い取った会社に帳簿にない簿外債務があったり、金融機関のブラックリストに載っていたり、過去に大きなトラブルがあったりした場合は、買収と同時にこれらの負債やトラブルを背負い込んでしまうことになります。
これは外部から確認できないため、かなり危険と言えます。  


さて、本編の話に戻しましょう。

今回黒崎が着眼したのは、メリットの△鉢です。

設立年月日が10年以上前の休眠会社を選んで買い取ってます。これは対外的に古くから営業してる会社と見せ掛け、信頼を得るためです。

また当座預金を持っていることも重要です。
今回の詐欺はこれがないと成立しないといっていいと思います。

ここからは次回の「手形・小切手法(先日付小切手って?)の範囲になるんで、次回にしたいと思います。

どうでしょう?
研修先でかなり頑張ってみました。

例の如く、ご意見がありましたらよろしくお願いします。
| クロサギ研究室 | 20:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
第1講 「財団融資詐欺」 第2回
第二回「黒崎が使ったシロサギを嵌める手法概略」です。

今回の黒崎のターゲットは逼迫する中小企業をカモにする、非営利団体の蓑をかぶったシロサギ

今回のシロサギ、新川は、「あおば中小企業振興会」といういかにも公的な機関のような名称の財団をでっちあげ、財団運営費なる金を「先に」振り込んでもらい、その振込金額に応じて融資するといってカモから金を振込ませ、融資などせずにドロン。

融資せずにドロンするには、カモからの融資催促をかわす時間が必要になります。
そこで使うのが「手形」。「融資は手形で」としておけば、支払期日が来るまでに、逃げることができるというわけ。


さあ、このシロサギ新川を嵌めるために使った黒崎の手法は以下の通りです。

準備段階

ゝ挂臆饉辧弊瀘10年以上、当座預金口座ありの会社)の買取

∋店み通帳の用意

シロサギ新川の情報収集

仕掛段階
’磴ぜ茲辰慎挂臆饉劼凌型夕勸になりすまし、「あおば中小企業振興会」から融資を受けようとする


この際に黒崎が用意した餌の一つが仕込通帳。

仕込通帳とは一見すると、物凄い取引をしているように見えるものです。しかし実態はただデカイ金額を何か月か入金出金を繰り返して通帳記入をし、最後に入金の通帳記入をして全額引き出し、それは記入しないという見せ掛けのシロモノ。

この仕込通帳を見て、シロサギ新川も「元気な取引をしてる」と判断してます。


2億円という多額な財団運営費出資を切り出す。
(これにより10億円の融資枠を確保)


ここでシロサギ新川は落ちたといってもいいでしょう。
なんせ「2億円」を毟り取れるんですから。

この金額が後から黒崎がシロサギ新川から譲歩を引き出す伏線にもなるんです。


先日付小切手による財団運営費振込み

これが最後の餌であり、シロサギ新川が破滅した瞬間ですね。

ネ算餠發鮓酋睚Гい砲垢襪茲ν弋

シロサギ新川にとってはかなり厳しい要求です。
今までは融資を手形にするもしくは先に振込みさせることでカモからの催促をかわしてドロンしてきたわけですから、現金払いをしてしまうとこの詐欺の旨味がなくなってしまいます。

しかし「2億円」の振込みを受けている以上(先日付小切手でですが、その事はシロサギ新川は知りません)、ある程度の現金払いは致し方ないと判断します。
結果、1000万の現金払いに応じます。

Ε轡蹈汽新川より1000万を除いた残りの融資について手形を受け取る。(融資枠は10億円だが、黒崎が要求したのは3億円。よって受け取った手形金額は1000万を除いた2億9000万)

シロサギ新川破滅段階
々崎、買い取った休眠会社を計画倒産

このことで先日付小切手は自動的に不渡りに。
シロサギ新川の通帳に記載された2億円は単なる数字に成り下がります

黒崎、シロサギ新川が振り出した手形を第三者に譲渡。
ここでシロサギ新川は手形の恐ろしさに戦々恐々です。

シロサギ新川、手形の譲受人より手形金額の請求を受け、破滅

かなりの行程を経て、シロサギ新川を破滅させていますね。

今回は黒崎が使った手法を紹介するに留めたので、休眠会社の買取先日付小切手手形の譲受人等の?な部分があった方もいるかと思います。

それについては次回以降の「商法・商業登記法」、「手形・小切手法」で、もう少し突っ込んで書いてみたいと思ってます。

以上第2回目でした。

こんな詐欺しかけられたら完全にやられちゃうよ〜と身震いのした方はクリックをお願いします!
| クロサギ研究室 | 06:53 | comments(0) | trackbacks(2) |
第1講 「財団融資詐欺」 第1回
おまたせしました!

クロサギ研究室第一講「財団融資詐欺」を始めたいと思います!
(なんだかほんとに講義っぽいですね。あ!でも肩肘張らないでくださいね。僕の方が緊張しちゃうんで(笑))

予定としては、4回で完結するように進めていきます。

第一回「財団融資詐欺って?」

第二回「黒崎が使ったシロサギを嵌める手法概略」

第三回「商法・商業登記法(休眠会社って?」

第四回「手形・小切手法(先日付小切手って?)」

こんな感じで進めていきます。(今後開講予定のものについても同様とします。もちろん間で通常の記事を投稿することもあります)

ふう・・・

さて!さっそく第一回「財団融資詐欺って?」を始めましょう。

「財団融資詐欺」
この詐欺は、「振り込め詐欺」の一形態として位置付けられる、代表的詐欺の一つです。

融資をするように装って、様々な名目の支払いを要求し、口座に金銭を振り込ませます。その後なんだかんだ言い逃れして融資は行いません。そして最終的にドロンして振り込ませた金銭を騙し取るというものです。
(支払名目としては「御社の信用度を確認するために〜」、「ご融資をする際の保証金といたしまして〜」、「保険料といたしまして〜」など)

2005年に入ってこの手の詐欺が急増していることから、東京都は2005年11月1日に「貸します詐欺」と命名しました。

有名企業(都市銀行等)とそっくりな社名を掲げる、大手消費者金融会社の広告等をスキャナで取り込んで電話番号を書き換えただけのダイレクトメール等を送りつけて勧誘する等々
集客方法からしてすでに虚を突いてきますね。

最近も、皇室関係者を装い「宮内庁の資金で事業立ち上げを支援する」と架空の融資話を持ち掛け、申込金名目で現金1600万円をだましとったとして、警視庁捜査2課に、詐欺の疑いで福岡県の無職の男と、東京都文京区の無職の男が逮捕されました。

警視庁によると、2人は実在しない皇室関係者と「天照記念財団代表」を名乗り、菊の紋章のバッジや財団の案内書を用意。体裁を整えたうえで、「陛下から日本再生のために大企業より中小企業に(資金を)使ってほしいと言われた」などと巧みに話し、相手を信じ込ませていたそうな。

客観的にみると「んなバカな!!?」と思われるようなことでも信じさせるあたりが恐ろしいですね。

詐欺師が言葉巧みということもあるんでしょうが、被害者側の心理状況というのもおおいに関係していると思います。

先の「天照記念財団代表」を名乗った詐欺師達も不況に喘ぐ中小企業に狙いを定めています。

中小企業の社長さんたちは資金繰りに日夜神経を擦り減らしているでしょう。

このような状況で「陛下からのご厚意で〜」なんて言われ、簡単な、審査ともいえない審査だけで大金が手に入るなら・・・と

信じてしまう、いや、もしかしたらそうあって欲しいと思い込んでしまうのかもしれません。

「虚を突く」
詐欺師達はどこが社会の「虚」なのかを嗅ぎ分ける臭覚を持っているのかもしれませんね。


以上、第一回「財団融資詐欺って?」について書きました。


どうでしたでしょうか?
次講以降(「美容詐欺」の予定)も、こんな感じで第一回目は書いていきたいと思ってます。

何か「こういうふうに書いて欲しい!」等のリクエストがあればお願いします。
お応えできる範囲で「クロサギ研究室」に反映させていきたいと思います
(事務所の休みが日曜のみなので...)

次回は「黒崎が使ったシロサギを嵌める手法概略」です!

それでは今回はここまで!


(早速まとめないと・・・)
| クロサギ研究室 | 00:56 | comments(7) | trackbacks(0) |
クロサギ研究室 開講!
 僕が将来司法書士として開業したときに、業務として扱っていきたいと思っているのが、福祉関係企業の内部法務、障害者を含めた弱者に対する悪徳商法対策、成年後見、です。

そこで、悪徳商法について勉強したいと思うようになりました。
でも、なかなか書籍で勉強するには時間がたりない、そもそも実態がよくわからないという問題にぶち当たりました。

そんなときに出会ったのが、「クロサギ」(小学館 著者黒丸 原案夏原武)という漫画でした。


この漫画では、無数に存在する詐欺の手法が描かれています。
読むたびに「こんな世界があるのか!」と思うとともに、「こういった実態を知らないと、あっというまに自分も巻き込まれてしまうなあ」と引き締めました。

で、このブログでは「クロサギ研究室」というカテゴリのなかで、漫画「クロサギ」で紹介された各種詐欺を法律的に解釈するとどうなるのかを綴ってみようと思います。僕の勉強の意味も兼ねて(笑)

なかなか難しいとは思いますが、頑張ってみようと思います。

世に詐欺師、3種あり
人を騙し金銭を毟り取る白鷺、
異性の心と体を弄ぶ赤鷺、
そして、人を喰らわず白鷺と赤鷺のみを喰らう史上最凶の詐欺師ー黒鷺
(小学館 クロサギ1巻より)

 
 次回より具体的に記事を書いていきたいと思っています。
予定は「クロサギ1巻」で紹介された「財団融資詐欺」で出でくる、手形小切手法、商業登記法等について書きたいと思っています。
| クロサギ研究室 | 15:26 | comments(6) | trackbacks(1) |